
保護猫ふわり野良猫ちょび
猫を飼おうとしたとき、ペットショップから、保護団体から譲渡してもらう、野良猫、など家に迎える状況は様々です。
用意する物は何があるのか?
初めて飼う時に気をつけた方がいいことは?
すでに飼っている猫がいるんだけど、どうすればいいの?
など、悩むことは多いと思います。
そんな猫を飼う時に用意するものや、注意した方がいい事を幅広く書いていきたいと思います。
猫を迎える為に準備する事
まずは、猫と一緒に生活する為の道具を準備をします。
ペットショップや保護団体、知り合いからなど、こういった状況の場合は家に来る日が決まっていると思います。
ですので、それまでには最低限の準備は完了しておきましょう。

野良を保護する時は、結構急だったりする事もあると思いますが、保護するまでに時間はかかると思うので、その間にできるだけ揃えましょう。

道具の準備
道具はどんな状況の猫さんが来るとしても用意するものはほぼ同じです。
急を要する時はもちろんですが、最低限の物は先に用意して、飼いだしてからその他の物を揃えても大丈夫です。
最低限あった方がいい物
- ケージ
ケージは猫さんの家になります。大きめのケージだと中で結構動けるので、オススメです!ケージについてはこちらで詳しく説明しています。
→ 飼い猫にケージは必要!|使っているからわかる安心できる自分の居場所 - キャリーバック
病院や移動の際に必要になります。キャリーバックがケージの代わりになるような物もあります。ケージとしてキャリーバックを使っていると、いざ病院に行くと行った時にキャリーに入ってくれないなど困らないので、慣れるまではキャリーバックを隠れ家的なケージ代わりに使っているといいかもしれません。
キャリーバックについてはこちらで詳しく説明しています。
→ 飼い猫が嫌がるキャリーバック|日々のトレーニングで大好きな場所に! - トイレと猫砂
用をたす場所は言わずとも必要ですよね。初めて家に来た猫さんは警戒して固まってしまう事が多いです。例えば大きいケージを用意して中にトイレを入れられるのですが、上記のようにキャリーバックや小さめのケージだと中には入りませんので、入り口のすぐそばに置くようにしましょう。
野良猫さんなどは特に警戒心が強いと思うので、ちょびの時がそうだったんですが、ケージの中に入れられたのですが、あえて外に置いておきました。
外に置けば、必然的に用を足すのにケージの外にでなければなりませんので、ケージから出る練習になります。トイレはこちらで紹介しています。
→ 飼い猫がトイレ以外で粗相してしまう理由は?|原因を探って対応しましょう! - 猫用食器
キャットフードを入れるものと飲み水を入れるものです。低いものよりは、高さのあるものを選ぶといいかもしれません。食器についてはこちらで説明しています。
→よく吐く飼い猫の対策|ウチの猫はこれを変えただけでよくなった! - キャットフード
猫さんによっては好き嫌いがあります。栄養価は紹介しているものは、どれも申し分ないので、いろんなキャットフードを試してみましょう。キャットフードについてはこちらで詳しく説明しています。
→ 飼い猫のごはんキャットフードの選び方|栄養を考えた人気ランキングベスト5 - ブラッシング用のブラシ
ブラッシングは毎日の必須の日課です。ここを怠ると毛玉を吐いてしまうのでしっかりしたブラシで、しっかりブラッシングしましょう。ブラシについてはこちらに詳しく書いてあります。
→ 飼い猫のブラシはどう選ぶ?|アンケートからわかる人気のタイプとは - 洗濯ネット
猫を落ち着かせる王道のアイテムです。必ず用意しましょう!
徐々に揃えるでもいい物
- キャットタワー
慣れてきた頃になると思いますが、やはり必要な運動。楽しく運動する為に必須です!詳しくはこちらに書いています。
→飼い猫の運動不足は楽しい遊びで解消!|室内飼い猫の運動のタイミングと4つの遊び!! - おもちゃ
運動不足解消や猫さんとのコミュニケーションの為に必要です。猫さんによってはお気に入りになるおもちゃはありますが、全然見向きもしない場合もあります。遊んでみるまでわかりませんが、色々試して見てください。
- 首輪
飼い猫の印、迷子札などをつければ、万が一外に出てしまっても帰ってくる可能性が増えます。ただ猫さんによっては嫌がったり、鈴付きの物は、猫さん耳がいいので煩わしく感じる事もあるので注意が必要です。
道具はこのような感じです。
最低限の物は早めに用意しましょう。
心の準備
そして心の準備もしておきます。
猫を飼うと決めた時点である程度の飼い主としての覚悟は決まっていると思いますが、
想像よりも大変なことがたくさんありますので、今以上に心の準備をしてください。
怖がりな猫さんは慣れるまで時間がかかるでしょう。
見てください!ちょびのだらしない姿(笑)
臆病で怖がりなちょびは保護した頃は、触ろうもんなら「ジャー!!」と怒り全然さわれなかったし、慣れるまで半年かかりました。
凶暴な猫さんは手が出るでしょう。
噛み付いて来るでしょう。
暴れまわるかもしれないし手に負えないかもしれません。
3ヶ月かもしれない、半年かも、いや1年、2年かかる猫さんもいると聞きます。
でも、信頼関係が築けない子はいないと思っています。
だって、あんなに怖がりだったちょびだって今では甘えん坊になってます!
そうなるためにはかなりの長期戦になる事を、保護する前から覚悟してください。
明けない夜はありません。
こちらが諦めなければ必ず心開いてくれます!
向かい入れる時の注意点
猫は、性格も多種多様です。
固まって動かなくなる猫さんや、ふわりの様に好奇心満載で動き回る猫さんも、もちろんいるでしょう。
暴れる子もいれば、ちょびの様に怖がりもいます。
猫との生活で身につける
普段の生活の中での注意点はたくさんあります。
理屈ではわかっている事も、いざ本当に体験しないと中身までは理解できないでしょう。
なのであえてここでは何も書かず、飼い主さんが猫との生活の中で学んで、知って、成長していってもらえたらと思います。
本当に注意しなければならない事!
飼い主さんが見つかるということは、猫にとって新たな生活が始まるということ。
ペットショップからだろうが、保護施設からだろうが、路上からだろうが、新たな生活が始まる時、猫はかなりのストレスを感じます。
しかし、そのストレスは生活をする中で徐々になくなっていくでしょう。
では何に注意しなければならないかというと、1度受け入れたのに飼えなくなる状況になり、手放さなきゃならない事です!
どんな状況かというと、
猫アレルギー
ふわりがいた保護施設でこんな事が実際にあったそうです。
ある猫さんをある家庭に譲渡したそうです。
数日は何事もなく過ごして、猫さんの世話もしっかりしてるので、保護施設の方はこの家庭で大丈夫と安心していたそうです。
そんな時にその家庭から、小さいお子さんが猫アレルギーになってしまったので飼えなくなってしまったと電話があったそうです。
仕方なく猫さんはまた保護施設に持っどってきましたが、その行為がどれだけ猫さんにストレスを与えたかわからないと言っていました。

家族全員アレルギー検査
家庭に来てしまってからアレルギーがわかったのでは遅すぎます!
ですので、家に来るまでに家族全員アレルギーの検査をしておきましょう。
脱走に気をつける!
猫さんによっては、どうにかしてその新たな場所から逃げ出そうとする子もいます。
網戸に体当たりする子もいれば、爪や歯などで引きちぎろうする子もいます。
脱走対策はしっかりしてください。
玄関の開け閉めに気をつける!
例えば、会社から帰って来て、玄関を開けた瞬間に出て行ったという事もあった様です。
玄関につながるドアは常に閉めておきましょう。
先住猫さんがいる場合
新入り猫さんを向かい入れる時は、先住猫さんとの相性もあるのでどんな仲になるかわかりません。
いきなり二匹を合わせてはいけません。
まずは新入り猫さんをキャリーに入れたまま対面させてみます。
生活する部屋は別の部屋がベストです。
新入り猫さんも新たな場所になれなくてはいけませんから。
キャリーに入れたままの対面時間を増やしていき、先住猫さんが新入り猫さんに近付き匂いを嗅ぐなどし始めたら、ここで初めてキャリーから出してみます。
最初は目を離さないでください!二匹が安心して生活できる様になるまでは注意が必要です。
何事も先住猫さん優先!
ふわちょの家もそうですが、ご飯でもおやつでもブラッシングでも、何をするのも先住猫のふわりが先です。
新入り猫さんばかり気にすると、先住猫さんは飼い主さんの事を取られたと思い、新入り猫さんを敵だとみなしてしまうことがある様です。
そうならない様に何事も先住猫さん優先にしてください。
新入り猫が野良猫さんの場合
新入り猫さんが野良猫さんだった場合は、時に注意が必要です。
まず病院で検査をしてください。
皮膚病や感染症、猫エイズは猫同士で移ってしまいます。
まずは今の健康状態を把握して、治療してください。
そして、先住猫さんと野良猫さんの新入りは完全に隔離して絶対に対面させないでください。
病院で健康状態が良かったとしても最低2ヶ月間は対面させないでください。
猫エイズは潜伏期間があります。
たとえば、家に来た時健康だったとしても、その時はまだ潜伏期間で症状が出ていないだけかもしれません。
健康だからと対面してしまったら、知らずのうちに移ってしまうかもしれません。
家に来る前に健康状態を調べて、2ヶ月間は隔離。
その後もう一度検査をして、なんともなければようやく対面です。
怠ると、健康だったはずの先住猫さんまで命の危険に晒されていまいます。


まとめ
道具の準備は必要なものを早急に揃えましょう。
心の準備はしっかりしたつもりでも、わかっていても、実際に飼ってみると心折れる事もあるでしょう。
それでも諦めずに接してください。必ず心開いてくれます!
先住猫さんがいる場合は、新入り猫さんがどういった猫さんなのかで対応が違いますので、しっかり新入り猫さんを把握して対応してください。